◯説明者(小倉 明君) 私からは農業問題についてのうち知事答弁以外の7問にお答え申し上げます。
 まず、6次産業化で開発された商品の販路開拓についての御質問でございます。6次産業化による新商品の販売に当たっては、市場動向を調査分析し、その商品の特徴や販売ターゲットを明確化するとともに、効果的な販売ルートやPR方法など十分検討した上で販路開拓を行っていくことが重要です。このため、県ではマーケティングの専門家であるプランナーの派遣による販売計画の策定支援に加え、商談用冊子の作成や、その商品の特性にマッチした商談会への出展支援、食のちばの逸品コンテストの開催による新商品のPR機会の創出、県が期間限定で開設したアンテナショップやJR東日本が駅校内に設置している地域産品販売店への出展促進を行うことなどによりまして、農林漁業者の販路開拓の取り組みを支援してございます。
 次に、サツマイモの輸出の取り組みについての御質問でございます。県では、マレーシアへのサツマイモの輸出促進を図るため、全農千葉県本部と協力し、現地で人気のある焼き芋を中心とした初めての本格的なプロモーションを2月からクアラルンプールで集中的に展開しております。具体的には、加工品を含めたPRイベントをショッピングモールで開催したほか、県内企業が製造した焼き芋機による高級スーパー9店舗での試食販売や、新たに現地の人気動画クリエーターや食に詳しい著名ブロガーなどによる情報発信にも取り組んでおります。今後は今回の取り組みによって得られた成果や課題を十分に分析した上で、マレーシアの他都市や新たな国、地域への販路開拓を図り、サツマイモのより一層の輸出拡大に取り組んでまいります。
 次に、県産農産物の輸出拡大に向けた今後の取り組みについての御質問でございます。県産農産物の輸出を拡大するためには、知事トップセールス後のタイやマレーシアにおける着実なフォローアップ、新たな輸出先国の開拓や生産者等に対する積極的な支援が重要と考えております。このため、県では来年度新たにシンガポールでのプロモーションを開催するとともに、輸出先として期待されるUAEからバイヤーを招き、商談会を実施する予定でございます。また、新たな輸出の取り組みを後押しするため、生産者等に対する支援を大幅に拡充したところでございます。さらに、最近では県内銀行の仲介により輸出に取り組む事例もふえてきていることから、今後とも生産者団体やジェトロ、金融機関とも連携を図りながら、オール千葉体制で一層の輸出拡大に取り組んでまいります。
 次に、本県酪農に係る耕畜連携の現状についての御質問でございます。水田で稲ホールクロップサイレージを生産することは、稲作農家にとっては稲刈り以降の作業が不要となり、酪農家にとっては国産飼料を安価に利用できるなど、双方にメリットがあることから、耕畜連携の推進は意義あることだと考えております。このため、県では研修会などにおける各種支援制度の説明と連携への働きかけ、適正品種の選定や堆肥利用などの栽培技術の指導、良質な堆肥の生産や効率的な飼料利用技術の指導などに取り組んでおります。その結果、平成27年の生産面積は、前年から約300ヘクタール増加し945ヘクタールと着実に増加しております。
 次に、耕畜連携をさらに進めていくための取り組みについての御質問でございます。稲ホールクロップサイレージの需要が増大する中、さらに生産面積をふやしていくためには、稲の刈り取りからサイレージとして梱包するまでの作業を請け負うコントラクターの育成が急務です。このため、県では新たなコントラクターの設立及び育成に向けて、機械導入の支援、飼料生産技術の指導、経営改善のための研修会の開催などに取り組んでいるところです。今後はこれらに加えまして、畜産クラスターを中心に地域ぐるみでコントラクターの育成に取り組み、本県における耕畜連携をさらに進めてまいります。
 次に、栗山川沿岸における水田の基盤整備についての御質問です。水田農業を維持発展させるためには、収益性の高い農業経営の実現が求められていることから、担い手への農地集積と大区画化や汎用化を取り入れた基盤整備を推進することが効果的であると認識をしております。多古米の産地である栗山川沿岸に広がる水田は、現在、小区画や排水不良により農作業の効率が悪いことなどから、県、町、土地改良区及び農家による話し合いを進めておりまして、これまでにさまざまな課題を整理したところでございます。今後は農家の負担金軽減や担い手確保などの課題について対応策を検討していくことになりますが、県としては、関係機関と連携しながら、事業化に向けた地域の合意形成が早急に図られるよう積極的に支援してまいります。
 最後に、ちばエコ農業に対する消費者の理解促進に関する御質問でございます。ちばエコ農業の取り組み拡大を進めるためには、消費者の理解を高めていくことが大変重要であると認識をしております。このため、県ではホームページでの情報発信、ちばエコ農産物販売協力店の登録拡大、店頭やイベントでのPRなどに加えまして、消費者の目に触れる機会をふやすため、新たにチーバくんを用いたロゴマークや贈答品に添えるリーフレットデザインを作成し、その活用促進などに取り組んでいるところでございます。今後は環境への負荷の軽減につながるちばエコ農業の取り組みを、比較的認知度が低い若い世代にわかりやすく伝えることにも力を入れながら、引き続き消費者の理解促進に取り組んでまいります。
 私からは以上でございます。