◯茂呂 剛君 皆さん、こんにちは。八千代市選出、自由民主党、茂呂剛でございます。昨年4月に初当選させていただいて以来、早くも2回目の登壇の機会をいただきました。会派の先輩並びに同僚議員に感謝申し上げます。
 また、本日は、私の質問の傍聴に千葉県民間保育振興会の役員、県内各市の民間保育園の園長先生方、また、香取市から現青年部の会長、高橋弘道先生も来ていただきました。ありがとうございます。
 それでは、通告に従い質問させていただきます。知事及び執行部の皆様におかれましては、簡潔かつ前向きな答弁をお願いいたします。
 質問に先立ちまして、先月、私はインフルエンザにかかりました。医療機関を受診いたしまして、完治まで5日間休養し完治いたしました。安心して受診できる医療機関が身近にある、このありがたみを感じることができました。
 そこで救急医療体制についてお伺いいたします。県の保健医療計画において、八千代市を初め市川市、船橋市など6市から成る東葛南部保健医療圏は人口170万人を超える県内で一番大きな人口規模の医療圏です。このうち、私の地元の八千代市では、東葉高速鉄道沿線で開発が進んでいることから人口が増加しておりますが、京成線沿線では高齢化が進んでいます。このため、今後、高齢化の進展に伴い、救急医療に対するニーズも一層高まってくるものと思われます。
 近年、救急医療搬送件数は高齢化の影響や不要不急の救急車の要請などにより、ふえ続けていると聞いています。一方、病院側の受け入れ体制は、ベッドが満床だったり、手術中だったり、当直している医師の専門外だったりで、すぐに対応できない場合があるとのことでございます。このような中、八千代市の救急医療体制はどうかと確認したところ、八千代市内の救急病院は2次救急としてセントマーガレット病院、島田台病院、勝田台病院、東京女子医科大学附属八千代医療センターの4病院が指定されており、この4病院で入院が必要となる救急患者に御対応していただいているとのことで、まことに感謝の念にたえません。
 しかし、残念ながら、八千代市には3次救急医療となる救命救急センターがありません。八千代市の重症の患者がどこに搬送されるかと申しますと、主に八千代医療センターが対応するほかは、東葛南部保健医療圏の他市の病院や他の保健医療圏の病院で対応していただいている状況と聞きました。八千代市の近隣の救命救急センターを見ますと、東葛南部保健医療圏内に船橋市立医療センターなどがあり、隣の印旛保健医療圏には日本医科大学附属千葉北総病院などがありますが、いずれも少し距離があります。加えて八千代市は、昨年の9月議会でも質問させていただいたように、道路事情が悪く、重篤な患者の救急医療搬送に時間を要することから、八千代市に救命救急センターを整備していただきたいと常々考えておりました。
 八千代市内には東京女子医科大学附属八千代医療センターがあります。同センターは、小児から大人まで幅広い救急医療を提供しています。また、本県に2つしかない総合周産期母子医療センターとして、リスクの高い妊娠に対する医療や高度な新生児医療などを提供しており、周産期救急の受け入れ数も国内有数と聞いております。また、市民の健康促進と地域交流を図るため、やちよ健康フェスタなどのイベントを開催しており、健康講座や健康測定コーナー、医師体験、看護師体験などのイベントを実施するなど、地域に開かれた病院でもございます。このような取り組みを行っている八千代医療センターは救命救急センターとしてもふさわしいと考えます。もちろん八千代市周辺の住民にとっても、近くに救急医療の拠点ができることは安心につながりますし、人口の多い東葛南部保健医療圏の救急医療搬送を考えても、とても有益な話だと思います。また、近隣の救命救急センターや救急病院の負担も軽減できるのではないでしょうか。病院側も救命救急センター化に前向きであり、八千代市及び八千代市医師会からも、平成24年11月に八千代医療センターを救命救急センターに指定するよう、県宛ての要望がなされていると聞いております。現在、八千代医療センターは新病棟を増築中であり、来年度には竣工予定とのことです。この機を捉え、救命救急センターの指定を検討することは非常に意義があると考えます。
 そこでお伺いいたします。
 1点目、東葛南部保健医療圏における救急医療体制の整備状況や必要な取り組みについてどう考えているのか。
 2点目として、東京女子医科大学附属八千代医療センターの県の救急医療体制における現在の位置づけはどうか。また、救命救急センターへの指定の見込みや期待される効果をどのように考えているのかお示しください。
 次に、保育環境の整備についてお伺いいたします。
 今年度からスタートした子ども・子育て支援新制度では、住民に最も身近な市町村が主体となって、必要とする全ての家庭が利用できる支援を目指し、地域のニーズに応じた子育て環境の整備が計画的に進められております。全ての子供たちが笑顔で成長し、全ての家庭が安心して子育てを行うためには、この新制度による子育て家庭に対する支援が今後さらに充実していくことが期待されるところです。少子化が進み、本県の就学前児童数は年々減少しておりますが、保育所の待機児童は依然として減らない状況にあります。特に待機児童のうち、ゼロ歳から2歳までの低年齢児の占める割合は90%にも上ると聞いております。新制度においては、このような低年齢児を対象とした小規模保育事業が制度化されるなど、保育所とあわせた受け皿整備が進められておりますが、施設整備が進むにつれ、従事する職員、特に保育士の確保が大きな課題となっております。新しく保育所をつくっても保育士の確保が間に合わず、定員まで子供を受け入れることができない保育所もありますし、また、予定していた開園を延期せざるを得ないケースもあると聞いております。保育所は単に子供を保育するだけではなく、育児の相談を受けたり、地域の子育て拠点となるなど、さまざまな機能が求められております。それらに対応するためにも、保育士は大変重要な役割を担っていただいておりますが、保育の現場では昨今、保育士がいない、見つからないというようなことがよく言われていますし、私自身も保育に携わる者として、現実の問題として実感しております。
 保育の人材確保のために、県ではちば保育士・保育所支援センターを設置し、保育士の就職支援を行っています。私は、さきの9月議会においても、このセンターの事業を広く周知することを要望させていただきました。今年度は、これまでにこのセンターへの保育所などの求人197件に対し74名の就職が決定したとのことでございます。県では、これまでも保育環境の整備を進めているところですが、平成28年度組織の見直しでは、保育所等の施設整備や保育士の人材確保などに関する部門を現在の児童家庭課から独立させ、子育て支援課を新設することが先日発表されました。新しい組織においては、保育環境の整備が一層進むことを期待しております。
 そこでお伺いいたします。
 1点目、保育環境に関する現状認識とこれまでの取り組みはどのようなものか。
 2点目として、平成28年度に新設される子育て支援課ではどのような取り組みを行っていくのかお示しください。
 次に、世界女子ソフトボール選手権大会についてお伺いいたします。
 昨年10月、アメリカ・オクラホマシティで開催された世界野球ソフトボール連盟総会において、2018年WBSC第16回世界女子ソフトボール選手権大会が本県で開催されることが決定いたしました。日本では、過去に大阪市、静岡県富士宮市で開催されており、国内では3度目、20年ぶりの開催になるということでございます。女子ソフトボールといえば、2008年の北京オリンピックにおいて、上野投手が2日間で準決勝、3位決定戦、決勝の3試合、計413球を1人で投げ抜き、日本に金メダルと大きな感動をもたらしました。女子ソフトボールは野球とともに2012年のロンドンオリンピックで正式種目から外れたこともあり、残念ながら注目度も下がってしまいましたが、この間も2012年、2014年の世界選手権を制覇するなど、日本の女子ソフトボールチームは世界有数の強豪国として君臨しております。
 また、皆様も御存じのように、女子ソフトボールは野球、サーフィンなどとともに、東京オリンピックの追加種目として組織委員会からIOCに提案されております。ことし8月のIOC総会でオリンピック種目として決定されれば、女子ソフトボールは注目を集め、再び盛り上がることになり、千葉県で開催される本大会もオリンピックの前哨戦として大きな注目が集まることが予想されます。また、このような大会が本県で開催されることは県民のスポーツへの関心が一層高まるとともに、地域の知名度向上や国際交流などにも大きな効果が期待されます。本大会は世界中から16の強豪国が参加し、千葉、成田、習志野、市原の4市を会場として、決勝トーナメントは千葉ロッテマリーンズの本拠地であるQVCマリンフィールドで実施されると聞いております。本大会の効果を会場となる4市だけでなく、広く県内に広げていくために、県内自治体と連携して大会出場国の事前キャンプの誘致などを進めていくべきではないかと考えます。
 そこでお伺いいたします。2018年世界女子ソフトボール選手権大会の本県での開催が決まったが、出場国の事前キャンプ誘致を積極的に行ってはどうかお伺いします。
 次に、地球温暖化防止対策についてお伺いいたします。
 昨年12月にパリで国連気候変動枠組条約第21回締約国会議、通称COP21と言われる会議が開催されたことは記憶に新しいところです。この会議では、世界の196の国と地域が2020年以降の温室効果ガスの削減の枠組みについて話し合いました。交渉が大変難航し、会期を1日延長し激論が交わされたとのことですが、対立を続けていた先進国と途上国が歩み寄り、最終的に合意に至ったことは高く評価されています。地球温暖化対策は一刻の猶予も許さないということが世界の共通認識となったと言えるのではないでしょうか。
 この会議で採択されたパリ協定の主な内容は、産業革命前からの気温上昇を2度未満にすること、各国が温室効果ガスの削減目標を提出し、その達成のための対策に取り組むこと、目標は5年ごとに見直すことなどでございます。この中で、我が国は2030年度に2013年度比で26%削減という目標を世界に約束しました。この目標は我が国のエネルギーミックスと整合が図られているとともに、技術面やコストの課題についても十分に考慮され、実現可能な目標とされていますが、達成のためには日本全体で取り組むことが前提とされております。国が目標を掲げたことを踏まえ、本県においてもしっかりと地球温暖化対策に取り組むことが求められております。
 本県には石油、石油化学、鉄鋼など、素材・エネルギー産業が集積する日本最大規模の京葉コンビナートがあります。県内の製造品出荷額の約6割を占めるなど、我が国経済を支える重要なコンビナートです。このような素材産業は製造過程で多くのCO2を発生しますが、各企業においては効率化を図ったり、新しい技術を開発するなど省エネルギー化を進め、CO2の発生を抑えるよう大変な努力をしているとも聞いておりますが、目標の達成のために引き続き積極的な取り組みが求められております。
 一方、家庭におけるCO2の排出量は、近年、増加傾向にあると聞いております。また、オフィスビル、店舗からの排出量もふえ続けていると思います。24時間営業の店舗がふえたこと、大規模ショッピングセンターの進出の影響もあるだろうとは思いますが、我々のライフスタイルを考えても、エアコンは部屋ごとに設置するのが当たり前になり、電化製品の種類もふえるなど、電気を使う機会はますます多くなっております。政府は国民一人一人の意識の変革、低炭素なライフスタイルへ転換を図ることが重要と「COOL CHOICE」、賢い選択というキャッチフレーズで、CO2の排出を抑える次世代の暮らし方を提案する国民運動を進めております。無駄な照明や暖房を消したり、無駄に水を使わないというふだんの行動に加え、自動車や電化製品を購入する際は省エネ効果の高いものを選ぶなど、少しでも地球環境を考えて行動することが大切だと思います。県では、国の新しい目標の設定を受け、地球温暖化対策の実行計画を新たに策定すると聞いておりますが、計画の策定に当たっては、単に国と同じような目標を掲げるのではなく、実効性のある千葉県らしい計画にするべきと考えます。そして、県民も企業も一体となって推進することができるような計画にする必要があると考えます。
 そこでお伺いします。
 1点目、地球温暖化対策の実行計画の検討状況はどうか。また、今後どのように進めていくのか。
 2点目として、計画の目標はどのような考え方で設定するのか。
 最後に、幕張千葉ニュータウン線についてお伺いします。
 幕張千葉ニュータウン線は、都市計画道路八千代西部線などの既存の都市計画道路を利用し、宍倉議員も述べておられましたが、千葉市臨海部から習志野市や八千代市を経由して千葉ニュータウンに至る幹線道路で、交流基盤の強化や沿線地域の渋滞を緩和する重要な道路でございます。これまで幕張千葉ニュータウン線の一部となる千葉市臨海部の幕張新都心から武石インターチェンジ付近までの整備がなされ、現在、千葉市が習志野市へ向かって県道千葉鎌ケ谷松戸線の整備を進めています。また、県も県道長沼船橋線と交差する長作交差点付近の整備や習志野市内の踏切渋滞の解消のため、京成本線との立体交差化事業を進め、立体交差に関しては今年度末に暫定2車線が完成する予定と伺っております。
 こうした中、八千代市では、都市再生機構が施工する西八千代北部特定土地区画整理事業の区域内の住宅や商業施設等の整備とあわせ、幕張千葉ニュータウン線の一部となる都市計画道路3・3・27号八千代西部線の整備が進められており、まちづくりが着々と進められております。今後、土地区画整理事業の進展に伴い人口増加が見込まれ、相当の交通量が発生すると思われますが、土地区画整理事業区域の北側から県道船橋印西線までの市道については改良されておりません。増大する交通量に対応するため、土地区画整理事業区域から北側区間についての整備が必要と考えております。
 そこでお伺いいたします。八千代都市計画道路3・3・27号八千代西部線の西八千代北部特定区画整理事業区域の北側の整備について、どのように考えているのかお伺いします。
 そして、1点要望させていただきます。八千代市内の道路は住宅地の造成や大型商業施設、工業団地の立地などから交通量が多くなっており、特に国道296号では著しい渋滞が発生しているほか、県道幕張八千代線の八千代台駅前交差点においても渋滞が発生しており、通行に非常に支障を来している状況でございます。幕張千葉ニュータウン線については、八千代市と船橋市にまたがる広大な陸上自衛隊習志野駐屯地があり、一部都市計画がなされていません。このため、八千代市の渋滞解消や千葉市臨海部へのアクセス向上のためには、国道296号より南側区間についての道路ネットワーク強化が必要と考えます。
 そこで、国道296号から南側区間についても早期に計画の具体化を図れるよう要望いたしまして、以上で1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)