◯説明者(内藤敏也君) 私からは被災地支援のうち1問と教育問題についての6問についてお答えいたします。
 まず、県立学校の教員や高校生の被災地・被災者支援の状況はどうかとの御質問ですが、教員による支援については、平成23年度に被災地支援を希望し、派遣された県立学校の教員は7名おり、また、ボランティア休暇を取得し、支援に当たった県立学校の教員は平成23年度に32名、それ以降は9名おります。そのほか調査はしておりませんが、自主的に土日等を利用して支援に当たった教員もいると聞いております。また、高校生による支援については、生徒が椅子や遊具等をつくり被災地の幼稚園に寄贈している工業高校や、収穫した新米を災害公営住宅に配布している農業高校、また、ボランティア部の生徒が仮設住宅で清掃活動を行っている高校など、継続的に被災地支援の取り組みを行っている事例がございます。このような活動を通じて命の大切さや助け合いの大切さを実感し、防災についての考え方を深めるものと認識しております。
 次に、教育問題に関し、義務教育学校の設置について県はどのように考えているのかとの御質問ですが、小学校と中学校の連携は、児童生徒が多様な教職員等とかかわる機会等を通じて小学校と中学校間の円滑な移行を図り、中1ギャップ等のさまざまな課題を解決していくため重要であります。このため設置者である市町村が地域の実情や児童生徒の状況などを判断して、御指摘の義務教育学校などの小中一貫教育を導入することも有効であると考えます。県教育委員会といたしましては、各市町村が義務教育学校について検討する上で必要な情報の収集と提供、相談などを行うとともに、義務教育学校を設置する場合には、制度に基づく小中一貫教育が円滑に行われるよう適切な支援に努めてまいります。
 小中一貫教育の推進に向けて教員免許併有への支援をすべきと思うが、どうかとの御質問ですが、県教育委員会では、教員一人一人の資質の向上や人材育成のため、他校種や他教科の免許状等を取得するための免許法認定講習を開催してございます。一方、国においては、義務教育学校制度の導入に伴い、現職教員の他校種免許状の併有を促進するため、免許状取得必要単位を教員経験年数等に応じ軽減する予定でございます。今後、このような国の動向を踏まえ、免許法認定講習において、開設科目の工夫により短期間での免許状取得を可能にするなど、教員免許状併有の支援となる条件整備に努めてまいります。
 高等学校入学選抜における定員内不合格について、県教育委員会の基本的な考えはどうかとの御質問ですが、県立高等学校の入学者選抜は、学力検査の成績、調査書、各学校において実施した面接の結果等により、各高等学校の教育を受けるに足る能力、適性等を校長が総合的に判定しております。県教育委員会では、これまで各学校の実態に応じて可能な限り入学許可候補者とし、定員の確保に努めるよう各学校に対して指導しているところです。今後も管理職に対する会議等を通して、各学校において定員の確保に努めるよう指導してまいります。
 第2次募集や追加募集の入学検査料の免除ができないかとの御質問ですが、県立高等学校の入学者選抜における入学検査料については、県使用料及び手数料条例で全日制課程の場合、1回につき2,200円、定時制及び通信制課程の場合、1回につき950円と定めており、入学検査料に係る免除に関する規定はございません。入学検査料は入学選抜に係る事務の手数料として受検者に御負担いただくものと考えてございます。
 次に、県立中央図書館について、県立中央図書館の耐震不足に対する対応に関する御質問ですが、読書県「ちば」を推進していくため、県民に対する多種多様な資料の提供や市町村立図書館への支援などを行う県立図書館は大変重要な施設でございます。中でも、現在の中央図書館は昭和43年に建設以来、約半世紀にわたり県内の中心的な図書館として、その役割を果たしておりますが、これまでの耐震診断の結果、1階の展示ホール及び2階の一般資料室、調査相談コーナーなどで耐震不足が判明しております。これらのことから当面の安全対策として、利用者の皆さんに安心して中央図書館を利用していただけるよう、28年度において施設の一部立ち入りの制限及び利用場所の変更を行いたいと考えております。
 最後に、県立中央図書館の今後の方向性に関する御質問ですが、図書館や博物館を含む県の公の施設については、現在見直し方針の改定作業を全庁で進めているところであり、また、今月策定された公共施設等総合管理計画に基づく具体的な対応方針を今後示すこととしております。こうした中で、中央図書館は耐震不足に加え、老朽化や書庫不足への対応、さらには県民ニーズや図書館を取り巻く状況の変化に対応したサービスの充実を図る必要がございます。県教育委員会といたしましては、ことし1月に教育庁内の関係各課で立ち上げたプロジェクトチームにおいて、中央図書館が引き続き本県の図書館の中核的な役割を果たせるよう、今後の方向性について検討を深めてまいります。
 私からは以上でございます。