◯説明者(内藤敏也君) 私からは教育問題についての2問と、日本遺産についての2問にお答えいたします。
 まず、教員の残業について前回調査と比べてどうか、また、年次休暇の取得状況の推移はどうかとの御質問ですが、学校訪問等での校長からの聞き取り調査の結果、平成27年度の教員の正規の勤務時間を超えた勤務は、平均すると小学校で約2時間30分、中学校で約2時間40分、高校全日制で約1時間50分、特別支援学校で約2時間20分でした。平成26年度と比較すると、中学校はほぼ同程度ですが、小学校、高校全日制、特別支援学校では10分程度長くなっております。また、平成26年度の教員の年次休暇取得日数は、小学校で13.4日、中学校で10.6日、高校で11.7日、特別支援学校で14.4日でした。過去3年間の推移では、0.8日から1.3日の範囲で減少しております。
 教員の残業の削減及び年次休暇の適切な取得を促すため、これまで県教育委員会はどのような取り組みをしてきたのかとの御質問ですが、県教育委員会では、教員の事務的負担を軽減するため、県が実施する学校を対象とした調査等について毎年見直しを行い、回数の精選や電子データでの報告にするなどの工夫改善を行っております。また、平成24年度から庁内に設置しております多忙化対策検討会議において検討した部活動の運営方法の工夫や、授業準備の効率化に係る教員の意識改革などの具体的な取り組みを紹介したパンフレット及びリーフレットを作成し、各学校に配付しております。年次休暇の取得促進については、各学校に対し休暇取得計画表の作成を促すなど、夏季休暇とあわせ計画的に長期の休暇が取得できる職場環境づくりを啓発しているところでございます。
 次に、日本遺産について。
 日本遺産への申請の内容はどのようなものなのかとの御質問ですが、東京2020オリンピック・パラリンピック開催を控え、文化遺産を生かして本県の魅力を国内外に発信するため、佐倉市、成田市、香取市、銚子市と連携し、本県の北東部を舞台とした「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」を平成28年度の日本遺産に申請いたしました。概要は、利根川の水運と江戸への街道を背景として、幕末から文明開化期にかけてさまざまな形で江戸を支えた城下町佐倉、門前町成田、商家の町佐原、港町銚子の4都市が北総という同一地域に所在し、今でも昔ながらの町並みや風景等で江戸を感じられるというものでございます。
 最後に、日本遺産に認定されたならばどのようなことを計画しているのかとの御質問ですが、平成28年度の日本遺産につきましては、2月10日付で申請書を文化庁に提出しましたが、認定についての結果が公表されるのは4月になると聞いております。認定された場合には、国から日本遺産魅力発信推進事業の補助金支援を受けることができ、情報発信、人材育成、普及啓発、調査研究などの事業を行うことができることとなっております。そこで、成田空港が立地する地理的利点を生かし、世界に最も近い江戸情緒を味わえる地域として、本県の文化的魅力の国内外への発信や、地域で文化遺産をガイド、普及する人材の育成、公開活用のための整備に係る事業などに取り組んでまいりたいと考えております。
 私からは以上でございます。