◯説明者(小倉 明君) 私からは農林総合研究センターについての2問にお答えを申し上げます。
 まず、農林総合研究センターが開発した梨病害防除ナビゲーションとその改良についての御質問でございます。農林総合研究センターが開発した梨病害防除ナビゲーションは、梨の商品価値をなくす黒星病に対して、農薬散布のタイミングを容易に判断できるようにしたものでございます。生産者からは、このシステムの利用により防除回数の減少や梨の品質の向上などの評価をいただいている一方、生産者みずからが梨園内の気象観測を行い、そのデータを入力しなければならないことから、システムの改良が望まれておりました。このため、農林総合研究センターでは、より多くの生産者に利用していただくため、煩雑な日々の観測データの入力作業をなくすとともに、インターネット上のアメダスデータを取得できるシステムに改良し、今年度末から配布する予定でございます。
 次に、地球温暖化に対応した試験研究についての御質問でございます。地球温暖化に伴い農産物の生理障害の発生や栽培適地の変化、新たな病害虫の発生など、本県農業への影響が懸念されております。このため、農林総合研究センターでは高温でも生理障害の出ない水稲品種の育成、パッションフルーツなど亜熱帯性果樹の栽培実証、近年本県でも発生が確認された南方系のカメムシやカミキリムシなどの生態解明とその防除対策などに取り組んでいるところでございます。今後も環境変化に即した品種育成や新規作物の導入、生産性低下につながる新たな病害虫や雑草の侵入等の課題に対しいち早く対処するなど、地球温暖化に対応した研究にしっかりと取り組んでまいります。
 私からは以上でございます。