◯宍倉 登君 御答弁ありがとうございました。それでは、何点か要望させていただきます。
 まず、千葉港の活性化についてであります。私は、千葉港は圏央道などの道路網や成田空港とあわせ、千葉県経済を支える非常に重要な社会インフラであると考えております。千葉港を活性化させることは今後の千葉県政における最も重要なテーマだと思っております。今回、私は名古屋港を見てまいりまして、規模が違い過ぎるという御意見もありましたけれども、名古屋港が決して良港ではないと思っております。地理的、地形的にも川の扇状地で水深も浅く、名古屋の中心部からも遠く離れています。そのような港として恵まれていない状況であるということで、愛知県と名古屋市が協力いたしまして名古屋港を活性化させるという共通認識を持って、一部事務組合方式の名古屋港管理組合を65年前に立ち上げました。説明によりますと、一部事務組合のトップは知事と名古屋市長が2年交代制ということで、負担は原則2分の1ずつ、職員数は専門集団500名、前年度予算は320億円、経済波及効果は先ほど申したように、県内、県外合わせて37兆円ということでございます。また、メガフロートや備蓄倉庫も併設されておりまして、災害拠点としても活用されておりました。すばらしい対応により、日本一の港を誇っているのだなという思いがいたしました。しかし、私は、千葉港の可能性は名古屋港のそれに劣らないというふうに考えております。ぜひ千葉港を活性化させていただき、民の視点を取り入れた名古屋港のような管理手法なども含めて効率的な管理運営について検討することをお願いいたします。
 また、千葉港の長期構想を検討するとのことですけれども、収束する企業庁のこれまでの技術や経験を港湾の計画に生かしていくのもよい考えだな、タイムリーだなというふうに思います。ぜひとも検討をお願い申し上げます。
 千葉港の長期構想、港湾計画を早期に実現させ、県内の経済活性化、雇用の創出を図るために重点的な予算の配分をお願いします。
 港湾課の皆さんに聞くところによりますと、今、千葉県は国際拠点港湾ということでございますけれども、戦略港湾ということで、横浜、川崎、東京と同じような戦略港湾ということになりますと、国が10分の7負担するということは、直轄事業と同じぐらい、国が予算をつけて港湾整備に当たるということになりますので、千葉港みたいな広いところはこれから十分に可能性があると思いますので、そういうことも含めて御検討いただきたいと思います。
 次に道路問題ですが、京葉道路の渋滞対策については一日も早く実施していただき、その効果が早期に発揮されることを期待しております。京葉道路の渋滞対策とあわせて京葉道路とのアクセス改善を図っていくことも重要であると考えます。武石インターチェンジ周辺では、習志野・八千代方面に向かう道路が慢性的に混雑するなど、京葉道路とのアクセスに支障が生じている状況であります。この後の質問で、茂呂さんもこの問題について取り上げるそうでございますけれども、ぜひとも幕張千葉ニュータウン線の整備も含めて武石インターチェンジの改良に向けて取り組んでいただけるよう、NEXCOのほうに申し入れていただきたいと思います。
 それと、国道16号と合流する千葉北インターチェンジ周辺も大変混雑いたしております。本線が塞がれている状況でございまして、同じ花見川区にあるこの千葉北インターチェンジ周辺もインターチェンジ改良が必要ではないかというふうに思います。京葉道路の渋滞について一層緩和させていくためにも、武石インターチェンジと交差する周辺道路の交通対策の促進、そして千葉北インターチェンジ周辺の渋滞対策を要望させていただきます。
 次に、美術館、博物館についてですが、栄町にある房総のむら、私も行ってまいりましたけれども、体験型のすばらしい博物館でございます。隣接するドラムの里では、栄町がこれまで以上に充実を図っていくと聞いております。地域の施設とのタイアップした事業を展開するなど、いろいろなことも考えられるのではないでしょうか。そのことは地域の活性化にもつながることと思います。房総のむらは成田空港も近く、まさにオリンピックやパラリンピック開催を控えて外国人観光客を取り込む絶好のチャンスではないかと思います。施設の整備も含め、さまざまな事業の展開を考えていただきたいと思います。それには、まずはすばらしい博物館を知っていただくこと、つまり広報が最も大事であると考えます。今後とも効果的な広報に努めていただきますよう要望いたします。
 次は、幕張新都心のまちづくりについて。企業庁の事業が終結した後も地元市と連携していくとのことですが、県と市が連携して幕張新都心の発展が図られれば、その活性化の効果は周りに広がり、千葉県全体へと波及していくことでしょう。その一方で、今後、東京や横浜などとの地域間競争に負けないためには、グレードの高い幕張新都心を維持、発展させていく必要があるものと考えます。どうか後継組織であり、最大の地権者である企業土地管理局においても、引き続き幕張新都心のまちづくりに尽力いただくよう、改めて要望いたします。
 また、幕張メッセについてですが、オリンピック・パラリンピックに向け、林議員もおっしゃっていましたけれども、展示場などプレハブでも十分であると、以前にコンベンション関係者から伺ったことがございます。暫定的でも簡易な展示場を設置してみてはいかがでしょうか、検討いただきたいと思います。
 最後に、予算や資源などには限りがあります。今後の少子高齢化の時代にこれまでの水準を維持していくには大変厳しいものがございます。冒頭に述べさせていただきましたが、それぞれの部門が知恵を絞り、連携していくことが重要ではないでしょうか。企業庁が基盤整備の概成、公共施設の市町村等への引き継ぎ、将来的な債権債務の処理方針の確定を行うことなど、事業に一定の区切りがついたということでございますけれども、これまでの企業庁の技術、経験……