◯中村 実君 船橋市から参りました、中村実と申します。本日、質問の機会を与えていただきました先輩方、そして同僚議員の皆様に厚く御礼を申し上げます。まことにありがとうございます。
 まず初めに、教育問題のうち、男女混合名簿について質問いたします。
 男女混合名簿こそがジェンダーフリー教育の第一歩と考える向きもあるのでしょうが、それはそれで個々の持論であるとは思います。また、学校での男女別の名簿は家父長制のあらわれであり、女性を差別するものであると問題意識を感じてこれまで闘ってきたという人もいるそうではあります。私はそのような方にはお目にかかった機会はないんですが、御自身が在学中に男女別名簿を男女混合名簿に改めるべきであると感じた方、そういう方はどれだけいたのかなと甚だ疑問に思うことがございます。それが普通でありまして、そういうものであるから問題意識を感じなかった、この感性というのはとても大切な感覚であると思います。歳月を経た後に目覚めてしまったなどという向きもあるのかもしれませんが、御自身の感性に素直であっても何ら問題はないと私は思います。もちろんですが、理論立てて議論をすることは大事なことであります。先輩諸氏が重ねてこられた議論、その議論に至るまでの十二分な調査研究は、遠大な努力が凝縮された発言が記された議事録をひもときましては、蒙を開かれております。
 ジェンダーフリー教育は、もとの知事が残した最大の負の遺産であると県議会にお送りいただく以前から感じてはおりましたし、お送りいただいた現在、残念ながらその思いを強くしております。当時、嵐が吹き荒れた時代であったと思います。その当時、これからの千葉県、そして千葉県の学校で学ぶ子供を思い、務めを果たされた先輩、そして現在進行形で果たされている先輩方、議事録ではわからない当時の様子を折に触れて伺いますが、そのほんの一端をうかがい知るにとどまっております。県政の歴史ではない、今に至る県政の研究に追われる日々であります。
 伺います。昨年質問しました後に名簿の状況について調査されたかと思いますが、結果について回答を求めます。
 続きまして、学校における食育の推進について伺います。
 文部科学省は、学校給食の意義についての理解と関心を高め、学校給食の一層の充実発展を期して、毎年1月24日から30日までの1週間を全国学校給食週間と定めています。船橋市では毎年、学校給食会と教育委員会が主催し学校栄養士会が協力して、船橋市学校給食展が開かれています。私も毎年伺いますが、ことしは保護者を中心に1,000人近くもの方が訪れていました。船橋の給食や食育指導についてのパネル展示と給食サンプル展示はことしも好評でありました。「夢を叶えるごはん」と題しての記念講演に続いて、小中学校での給食の様子が紹介されました。ことしは食育推進ボランティア活動について、船橋市漁業協同組合の専務理事さんが発表されました。組合の方々は、児童生徒の漁業体験にも協力くださっています。スズキやイワシ、コハダ、夏にはシンコ、これは夏のシンコはもちろんなんですが、アジ、サバ、ワカシ、クロダイ、タチウオ、カワハギ、スミイカ、イシモチ、カマス、カレイなどが水揚げされるまき網漁業、底びき網漁業に携わる方々のおかげさまにて、私もおいしい海の幸を堪能させていただいております。また、まきかごと呼ばれる鉄のかごを使って海底を掘り起こし、アサリやホンビノスガイなどの貝類も収穫されています。
 そして、ちょうどこの時期、きょうはとても穏やかで暖かい晴れ空で気温が高いですが、船橋産のノリが一番おいしい季節でもあります。船橋漁港の一角にはみなとやさんという直売所があります。私はあした、ノリを分けていただきに参ります。「くいしん坊!万才」をごらんになられまして、船橋のノリを食べたいという方も多いですが、道案内等々の御案内は私も買って出ますので、お申しつけいただければと思います。
 漁港から歩いて5分近くのところに湊町小学校があります。在学中にノリすき体験をしたお子さんがお母さんになり、ノリすきが楽しかった、ノリのみそ汁がおいしかったとお子さんから聞きましてねといったお話をよく耳にします。食育の推進に取り組んでおられる方々には頭が下がる思いであります。
 船橋市では、昨年11月11日と12日に給食レストランと銘打ちまして、市内の小学校にて実際の給食を市民の方に提供する行事がありました。私が伺いました初日は、サバのゴマだれ焼き、磯香あえ、御飯、豚汁、ミカン、牛乳という献立で、それはそれは来場の方々には好評を博していました。たまたまちょうど私の隣の席に、栄養士を志望する学生さんも参加していました。とても貴重な機会で勉強になりましたと喜んでおられました。また、先月の18日から22日の間は、小中学校の給食を市役所の食堂で日がわりで提供する行事もありました。初日に参りましたが売り切れてしまっていました。22日の給食展の午前の部が終わりまして急いで向かいましたが、残念ながらこの日も売り切れてしまいました。昨年も同様な行事がありまして、私も伺ったんですが、昨年、ことしほどではなかったんですが、昨年も出おくれましてありつくことができませんでした。人気のほどが伺えましたが、知る機会が限られる多くの方に知っていただきたい、とてもいい機会だったと思います。
 いずれの行事の際にもですが、だしのことが話題になっていました。商品名にさえなっているほど普通にぽとんと落とす御家庭も多いかと思います。しかしながら、船橋の給食は違います。だしをとる過程を経た、いわば本物のだしに違和感さえ覚える児童生徒、また保護者もいます。これは別に責められる話ではなく、仕方ないことではと思います。食育は、本来家庭がその役割の多くを担うべきと考えますが、食生活の多様化が進む中で、家庭だけで十分な役割を果たすことは難しくなっている現状があります。県では、現在、第2次千葉県食育推進計画のもと、食育に関する取り組みが進められていると聞いております。子供が心身ともに健やかに育まれるためには、学校における食育に関する取り組みが一層重要になってきていると考えます。
 学校での食育を推進するための取り組みはどのようなものであるか伺います。
 続きまして、高校生が選挙権を行使することについて質問いたします。
 昨今にわかに主権者教育なる言い方を耳にいたします。有権者教育と言えば十二分に意味は通じるところ、今回を機に耳にする機会がにわかにふえたこの主権者教育なる文言、この主権者教育なる文言を喜々として用いている面々に共通した思考回路があります。この主権者教育という言葉の危うさを覚えてならないこのごろであります。
 このところ耳にする高校生の政治活動云々につきましても、不安を覚えることが少なくありません。代表質問のやり取りからは、5月には全ての公立高校等から先生方の参加を得て政治的教養を育む基礎研修を実施するとのことでありますが、高校生の政治的活動について届け出を出させるか否かについて、県教委の考え方は、学校の判断に委ねるでありました。この学校の判断に委ねる云々のくだり、名簿に関するやりとりにおいてもよく耳にします。教育委員会としては、もっと踏み込んだ考え方を示してもよいのではと私は思います。義務と権利は一対のものであるからこそ、保護されるべき子供の権利云々のいわゆる子どもの権利条約は成り立ち得ないと考えますが、現時点、18歳の誕生日を境に線を引いてしまうことはいかがなものかと思われてなりません。政治的活動等については、18歳の生徒では判断を誤ってしまう場面が予想され、高校生の側からも悪い方向に進んでしまうことを未然に防げるのではないかとの意見もあります。それゆえ、学校外における政治的活動等について国の動向などに対して臨機応変に対応すべきと考えますが、所見の回答を求めます。
 続きまして、警察行政について質問いたします。
 県内の治安情勢については、平成27年中の刑法犯認知件数が6万1,656件と13年連続で減少し、治安は回復傾向にあるものの、その反面で、犯罪は複雑化、広域化、凶悪化しています。中でも、相手方への執着心や支配意識から生まれるストーカー事件や家庭内暴力、児童虐待、さらには電話de詐欺など、子供、女性、高齢者といった弱い立場にある者が直接被害を受ける事案が連日新聞報道で大きく取り上げられています。これらの事件は県民の身近で発生する犯罪であり、県民の意識も非常に高く、一たび発生すると不安感を増大させるものであります。
 船橋市におきましても、殺人事件などの凶悪事件が発生するなどさまざまな事件報道があり、県民の不安は非常に大きく、警察官をふやしてほしい、パトロールを強化してほしいという切実な願いは私の耳にも多く届きます。このほかにも、平成27年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた対策も求められることや、交通死亡事故の抑止対策など、県警の課題は山積しているものと認識しております。
 このような情勢の中、本県には53人の警察官増員が認められましたが、それでもなお、警察官1人当たりの負担を見ると、刑法犯認知件数で全国ワースト3位、人口負担もワースト4位と、いずれもワースト上位を占めていることから、本県警察官の増員による警察力の強化は喫緊の課題であり、県民の切なる願いでもあると考えます。
 そこで伺います。県民は、真に安全を実感できる地域社会の実現のため警察官をふやしてほしいと望んでいますが、県警は警察官増員の必要性についてどのように考えているのか伺います。
 なお、先ほどオリンピックに関してですが、平成27年と申しましたが、平成32年の誤りです。訂正いたします。
 続きまして、次に東京オリンピック・パラリンピックについて伺います。
 平成32年の東京オリンピック・パラリンピック開催まで、あと4年余りとなりました。ことし8月から9月に開催されるリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの後は、いよいよ東京大会に向けた準備が本格化してまいります。先月下旬には、組織委員会から平成32年に向けたオールジャパンでの取り組みの方向性を示すアクション&レガシープランの中間報告や、競技会場等の大会関連施設におけるバリアフリー化の指針となるアクセシビリティ・ガイドラインが公表されました。今後は、これらの指針に沿ってさまざまな取り組みが進められるものと認識しています。
 本県では、幕張メッセでの競技開催を踏まえ、昨年10月に千葉県戦略を改訂し、大会の成功、開催効果の全県への波及をテーマとする新たな戦略を盛り込んだところでありますが、会場周辺のバリアフリー化等の環境整備を初め、国内外から訪れる多くの大会関係者や観客のおもてなし、会場周辺地域の活性化など、大会開催に向けた取り組みを円滑に進めるためには、組織委員会はもとより、千葉市を初めとする関係機関との緊密な連携が極めて重要であると考えます。
 そこでお尋ねいたします。大会開催に向けた取り組みを進めていくに当たり、千葉市との連携をどのように進めていくのか、回答をお願いいたします。
 続きまして、映画「犬に名前をつける日」につきまして質問いたします。
 26年度に全国の地方公共団体で収容された犬5万3,218頭のうち、40.6%に当たる2万1,593頭が殺処分されています。32.6%に当たる1万7,339頭は、新しい飼い主に引き取られました。26.8%に当たる1万4,286頭の迷い犬は、飼い主のもとへ戻っております。収容された犬に手を差し伸べる方々の活動に焦点を当てた映画「犬に名前をつける日」が全国で上映されていますが、来月10日にはトロントにおいても上映会が開かれるとのことであります。ごらんになった方も多いとは思いますが、見逃した方もウエブサイトをごらんになって、また、DVD化を切望すると同時に、一人でも多くの方に見ていただきたいと意を同じくされています。私もその一人でありますが、場面場面にあの場所この場所と、富里の動物愛護センターの施設を認識しながら見ておりました。千葉県動物愛護センターも撮影に協力したかと思います。
 そこで伺います。制作に当たって県の協力内容はどのようなものであったのか。また、県民の方からの反響についてお聞かせを願います。また、県内での上映を推進する考えはあるのか伺います。
 次に、県営水道について質問いたします。
 県営水道のちば野菊の里浄水場第2期施設整備について伺います。
 水道は、県民の日常生活や社会経済活動に欠くことのできない重要なライフラインでありますが、施設の老朽化が全国的な問題となっており、今後も引き続き安定給水を図るためには、施設の更新整備を着実に進めることが非常に重要であります。また、より安全でおいしい水道水を安定的に供給する面から、高度浄水処理の導入を進めることも必要であると考えます。
 このような中、水道局では、昭和30年代につくられた老朽化の進んでいる栗山浄水場の浄水機能を移転し、高度浄水処理を導入するため、ちば野菊の里浄水場の第2期施設整備に着手すると伺っております。船橋市は、船橋駅から西側の地域にかけて栗山浄水場でつくられた水が給水されているとのことであります。今回の施設整備によりまして新しい施設となり、さらに高度浄水処理が導入されることで、より安全でおいしい水道水を安定的に供給することができるようになるため、市民の期待も大きいものがあります。
 そこで伺います。
 ちば野菊の里浄水場第2期施設整備事業の進捗状況と今後の予定はどのようになっているのか。
 また、高度浄水処理導入の効果はどのようなものか伺います。
 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)