◯谷田川充丈君 皆さん、こんにちは。連日の本会議、まことにお疲れさまでございます。本日最後の登壇の機会を得ました香取市選出、かとり無所属の会の谷田川充丈でございます。この機会をいただいた全ての皆様に感謝申し上げます。まことにありがとうございます。
 また、きょうは私の地元香取市から、日ごろからお支えをいただいている後援者の皆様、そして私の母親も来てくれております。そしてまた、平成5年から約10年間、千葉県議会議員として活動させていただいた兄の谷田川元は、きょうは来ておりません。議席の後ろの諸先輩方の皆様には、兄が議員時代、本当に大変お世話になりました。ありがとうございました。皆様からいただいた教えや御厚情を胸に日々頑張っております。今後ともどこかで会ったならば叱咤激励を賜れば幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 初めに、数年前の読売新聞で行った世論調査では、戦後復興に貢献した人は誰か。4位は経営の神様、松下幸之助さん、3位は佐藤栄作元総理、2位は吉田茂元総理、断トツの1位は田中角栄元総理でございます。また、戦後70年で最も業績を評価する歴代総理は誰か。この調査でも田中先生であられました。選挙の神様と言われた田中先生は、人の悪口は一切言わなかったそうです。人の悪口を言っても票はふえんぞ、また、一人の悪口は10人の敵をつくると言っておられます。とても身にしみる言葉です。
 また、私のいとこの故山村新治郎代議士は生前よく、こう言っておりました。人を嫌いになるのは簡単だ。嫌いになりそうになったら、その人の懐に飛び込んでその人を好きになっちゃえばいいと。1度や2度だめでも何度でも行け。そしたら、相手のいいところがわかってくる。とてもいい言葉だと思います。
 まだまだ私も若輩者でございますが、このお二人のような言葉を胸に刻み、今後も義理を欠かないように、そして寛容な心を持って日々活動してまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
 もう1つ、地元香取市に関することをお話しいたします。先週、新聞報道にもありましたが、県教育委員会は「江戸を感じる北総の町並み」と銘打ち、佐倉、成田、香取、銚子の4市の歴史、文化をセットで、県内では初めて文化庁の日本遺産に申請しました。城下町佐倉では、江戸の東側を守るかなめだった佐倉城跡や、江戸時代後期にオランダ医学の塾兼診療所が開かれた旧佐倉順天堂など、成田では江戸の庶民から厚い信仰を集めた成田山新勝寺と門前の町並み、佐原は香取神宮や水運で栄えた佐原の町並み、銚子では江戸っ子に人気を博した小旅行磯めぐりなどを取り上げ、各地域と江戸とのかかわりを説明されております。認定されれば、成田空港を擁するこの地域を世界に一番近い江戸として世界に発信できます。今後とも北総地域の起爆剤となり得るよう、どうぞ日本遺産に認定されるように万全の体制をよろしくお願い申し上げます。
 また、今般、成田市と香取市が再生可能エネルギーによる電力の地産地消に向け、新電力の民間企業と共同出資して、新たに地域電力会社を設立することとなりました。2つ以上の自治体が共同で出資し、会社を設立するのは全国で初めてです。成田市と香取市は4月から始まる電力小売自由化に向け、6月に会社を設立し、10月から業務開始を目指します。香取市は現在、市独自の事業として、市内5カ所に太陽光発電所を建設しております。合計出力は4,250キロワット、一般家庭の世帯数では1,557世帯分です。これにより、成田市の成田富里いずみ清掃工場と香取市の太陽光発電所で発電した電力が両市の公共施設に安価で提供できるようになります。成田市・小泉市長、香取市・宇井市長の御尽力に心より敬意を表する次第でございます。まさにこれからの時代は各自治体や地域の連携が不可欠であります。これを契機にさまざまな事業について、ウイン・ウインの関係で連携できるように自治体も地域も努力していかなければならないと思います。
 それでは、通告に従い質問させていただきます。
 最初は、医療問題についてです。
 昨今の千葉県の医療はさまざまな課題や問題に直面しております。県がんセンターの医療ミス問題は各方面に大きな影響を与えており、信頼回復にしばらく時間がかかります。今後は再発防止に向けて、職員全体の負担軽減や人員不足への対応など、早急な体制整備を行っていかなければなりません。
 東千葉メディカルセンターは、地方独立行政法人として平成26年4月に開院され、地域の中核病院としてその重要性は顕著であります。来年度中には産婦人科が開設されるという吉報もあり、ますます地域のよりどころとして期待されております。しかしながら、依然として医師・看護師不足は深刻であり、皮膚科や眼科などのフルオープンに向けての課題があります。今後とも関係各位の働きかけの中で一日も早いフルオープンに向けての御尽力をお願いいたします。
 さて、私の地元の県立佐原病院についてです。県立佐原病院は昭和30年10月に開設され、約60年にわたり、地域の中核病院として機能してきました。県立佐原病院憲章では、1、「患者様の立場に立った心温かな病院をめざします」、2、「地域の中核的な病院として高度かつ良質な機能を持った病院をめざします」、3、「開かれた病院として他の医療機関と共に、皆さんが安心できる地域医療に努めます」。今現在、この憲章が守られているのか、甚だ疑問を呈せざるを得ません。約10年前に産婦人科がなくなり、最近は医師、看護師の確保も大変な状況です。香取市や地域の医療機関や地元の医師の皆様とも連携を模索しておりますが、なかなか解決策を見出せておりません。地域の皆さんも日に日に不安が募り、働いている職員の皆さんも不安が増してきているのが実情だと思います。香取市は来月3月27日で1市3町で合併して10年になりますが、この間、約10年間で1万人もの人口が減少してしまっています。これはまさに深刻な状況です。このままだと、地方は見捨てられてしまうのではないかとの危機感に直面しております。そういうことも含めて、地域の中核病院である佐原病院の一日も早い最善の施策を講ずるべきであると思います。
 そこで質問いたします。
 1、県立佐原病院の現状と今後の課題についてどのように認識しているか。
 2、また、県内においても医師・看護師不足は深刻な状況となっており、特に看護職員の人口10万人当たりの人数は全国で45位です。急速に高齢化が進む本県において、今後、看護職員の活躍する領域は拡大し、その需要はますます高まるものと思われます。このように、県内においても看護師不足は深刻な状況ですが、その解消のため、看護学校等にどのような支援をしているのか質問いたします。
 次に、農業問題について質問させていただきます。
 今現在、日本の農林水産業は、皆さん御存じのように、さまざまな課題が山積しております。昨年、農林水産省が発表した農林業センサスによると、全国農業就業人口は209万人で、5年前に比べると51万人減少し、平均年齢も66.3歳です。高齢化で農業をやめる人が多いのが原因です。千葉県は7万3,315人、前回調査より約2割減少しています。平均年齢は65.6歳です。やはり担い手不足や後継者不足、そしてTPPの大筋合意による将来的な影響など、心配事は尽きません。千葉県は全国4位の産出額を誇りますが、将来的にはどうなってしまうのかとの不安があります。香取市も面積は県下4番目、田畑の耕地面積は県下1位、農業就業者人口も県下1位ですが、担い手不足や後継者不足の解消は喫緊の課題です。また、耕作放棄地も年々増加の一途をたどっております。香取市の基幹産業は農業でございますので、一刻も早い対策を講ずる必要があります。
 そこで質問いたします。
 1、県内農業の振興を図るため、これまで県はどのような県独自の事業を展開してきたか。
 2、TPPの影響を最小限に抑えるため、県は今後、どのような県独自の事業に取り組んでいくのか。
 3、さまざまな事業を今後各種団体等に周知徹底していく具体的な方策はどうか。
 次に、道路問題について質問いたします。
 森田知事はよくオール千葉という言葉をお使いになります。私は、この言葉は県土の均衡ある発展を意味することだと理解しております。その意味において、県内の道路網の整備は不可欠なことだと思います。
 まず、県道成田小見川鹿島港線についてです。この路線は、成田市の成田空港エリアから茨城県神栖市の鹿島港エリアまでを高速道路以外の一般道では最短ルートを結び、物流上でも重要な路線です。国道51号のバイパスにかわる機能を果たし、成田市の成田空港付近と利根川を渡る小見川大橋、茨城県神栖市内は大型車を含み交通量が多い路線です。
 そこで質問いたします。
 1、香取市内の県道成田小見川鹿島港線沢工区の進捗状況はどうか。
 2、同じく香取市内の上ノ台地先の歩道整備についての進捗状況はどうか。
 そしてもう1つ、これは要望です。北総地域では長年の悲願があります。それは国道356号バイパスの全線開通です。国道356号は銚子市から東庄町、香取市、神崎町、成田市、栄町、印西市、我孫子市までの121.8キロメートルの一般国道です。ほぼ全線にわたって利根川と並行し、香取市から印西市にかけての区間では堤防に沿って進みます。大半が片側1車線区間でありますが、市街地区間となる印西市木下区間及び香取市佐原地区では片側2車線区間となっております。印西市から我孫子市にかけては、並行する県道170号青山バイパスは線形がよいため自動車、特に大型車はそちらに迂回しています。多くの区間は道路が狭く交通量も多いため、登下校する子供たちの安全が脅かされている区間があります。これは長年にわたり、各自治体を初め各種団体の皆様が県に要望を行ってまいりました。その皆様方の御尽力のおかげで、少しずつではありますが、事業化できたり、開通してきております。しかし、まだまだ未事業化区間がたくさんあります。全線開通すれば、地域の皆さんの安全、特に子供たちの安全はもとより、利便性、そして万が一の災害のときに必ず役に立つと思います。どうか国道356号篠原拡幅の早期の整備と未事業区間、津宮─大倉─小見川間の早期事業化を、そして早期全線開通を強く要望いたします。
 最後に、身体障害者補助犬についてです。
 身体障害者補助犬とは、身体障害者補助犬法による目の不自由な方の歩行を助ける盲導犬、耳の不自由な方に音の情報を伝える聴導犬、そしてもう1つ、肢体不自由の方の生活動作を助ける介助犬があります。介助犬は、手や足が不自由な障害者のために物の拾い上げや運搬、着脱衣の補助、ベッドからの移動、起立や歩行の際の補助、扉の開閉、スイッチの操作、ペットボトルのふたあけ、緊急の場合における救助の要請など、補助の内容は多岐にわたっております。
 県では、障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり推進会議を立ち上げ、障害のある人に対する理解を広げ、差別をなくすための取り組みを推進しているとお聞きしております。コミュニケーションに障害のある人に対する情報提供の配慮、障害者用駐車スペースの適正な利用、病院や飲食店等に身体障害者補助犬の受け入れ、預金の引き出し等を行う際の金融機関への配慮、障害の状況に応じた職場での対応、障害のある人に対する不動産の賃貸、店舗での買い物と移動の介助、保育所等における障害児への配慮、学校における発達障害、知的障害のある子に対する教育上の配慮、サービス提供に当たっての安全確保、建物等のバリアフリー化の推進など、多岐にわたって推進しております。
 公益財団法人日本補助犬協会の推定によりますと、全国で補助犬を希望している人は、盲導犬は約7,800名、聴導犬、介助犬はそれぞれ1万人と言われております。1頭当たり育成するには300万円以上かかると言われております。今後とも一人でも多くの方に行き届くことを願うばかりです。
 そこでお聞きします。身体障害者補助犬の本県での実働状況はどうか。また、補助犬の普及啓発にどのように取り組んでいくのか。
 以上、1回目の質問を終わります。県当局の前向きな御答弁をお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。(拍手)