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千葉県の東京2020に向けた都市ボランティア募集特設サイト

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都市ボランティア応援メッセージ・インタビュー

世界女子ソフトボール選手権大会で都市ボランティアが活躍

2018年9月からスタートした東京2020大会の都市ボランティア募集に先立ち、千葉市では、今年2月に、およそ100名の都市ボランティアリーダー候補者となる方々を募集し、8月には、千葉県内で行われた世界女子ソフトボール選手権大会において、都市ボランティアとして活動しました。

都市ボランティアへの応募を考えている皆さんが、2020年の活動のイメージを持っていただけるよう、実際に活動されたタンフェイリンさんと加藤碧海さん2名のボランティアの活動シーンやインタビューをご紹介します。

実際に活動されたタンフェイリンさんと加藤碧海さん

集合・オリエンテーション

集合・オリエンテーション
オリエンテーションで熱心にメモを取る加藤さん(写真右)

オリエンテーションで熱心にメモを取る加藤さん(写真右)

活動時間の30分前までに、駅前に設置されたボランティアブースにて受付。各自、身支度を整えて、活動場所でオリエンテーションに臨みます。オリエンテーションでは、活動周辺エリアや案内のポイント等をチェックし、また、活動にあたっての改善点などの申し送り事項を皆さんで共有しました。

 

~世界女子ソフトボール選手権大会での都市ボランティア~

  • ● 今回は決勝トーナメントが行われた2018年8月10日(金)~12日(日)の3日間に渡り、およそ100人(延べ250人)の都市ボランティアが活動しました。
  • ● 試合が午前・午後・ナイターの3つの時間帯で行われたことに合わせて、都市ボランティアも1日3シフト(第1シフト:8時~12時20分、第2シフト:12時~16時20分、第3シフト:16時~21時)体制としました。
  • ● 活動拠点は1.海浜幕張駅前、2.試合会場のZOZOマリンスタジアム前、3.駅と試合会場をつなぐ動線上の3つ。各拠点を3グループおよそ10人ずつで担当します。
  • ● 周辺施設や観光スポットの案内、対戦カードの情報提供などを行いました。

活動開始

ボランティア活動中

カナダ対オランダなどの試合が行われた10日、加藤さんはZOZOマリンスタジアム会場前での活動を担当。会場周辺でキョロキョロ何かを探している観客の方々に目を配ります。困っている様子の方には積極的にボランティアからお声かけしていきます。黄色いキャップとTシャツに身を包んだボランティアを見つけると、お客様の方から近寄ってきて質問を投げかけてくれる方も少なくありません。

特にスタジアム前はチケット売り場を探している方が多くいらっしゃいました。
ボランティアの中で最年少の加藤さん。この日グループを組んだ方々の中には、海外在住経験もある社会人の方も多くいらっしゃいました。何かを探している観客を発見したボランティアがすかさず声をかけます。
「チケット売り場ならあちらの窓口ですよ。」
「カナダからお越しなのですね。このフラッグを応援に使ってください!」

観客の方が来ていたTシャツの表示から出身の国を瞬時に読み取って、色とりどりの手作り応援フラッグをお渡しします。単にご案内をするだけではなく、こうしたワンポイントの盛上げ方の提案を添えるのも、都市ボランティアならではと言えますね。

こうした経験深いボランティアたちの積極的な行動を見ながら、加藤さんも勇気をもって声かけにトライしていきます。

試合を見守りつつ、選手の活躍を支える大会ボランティアの皆さん

世界女子ソフトボール選手権大会では、大会組織委員会が募集し、競技や大会運営をさまざまな形で支える「大会ボランティア」も多く活動されていました。また、大会ボランティアと都市ボランティア、シフト時間を替えて両方の活動をされている方も。両方のボランティアが同じ黄色のユニフォームをまとい、まるでひとつのチームのように、それぞれの持ち場で生き生きと活動している姿は印象的でした。

 

~応援フラッグ~

手作り応援フラッグ

千葉市内の小学生が作成してくれた応援フラッグを都市ボランティアが配付するという試みです。
表面は参加国の国旗を、裏面には大会ロゴマークをあしらい、作成してくれた児童・生徒さんのお名前も書かれた、心温まる応援グッズです。

休憩時間

休憩時間

休憩時間はお互いのことを知り合う良い交流時間。ほとんどの方が3回の事前研修でちょっと顔見知りとなった程度。あらためて、活動を通して親交を深めながら、お互いの強みを知り、チームとして一緒に活動し、気持ちを一つにしていきました。こういう活動外でのコミュニケーションが何より大切です。

グループ内でローテーションしながら活動

グループ内でローテーションしながら活動

タンさんはこの日、会場と駅をつなぐ動線上で、会場の方面を指すサインボードを手に持ち、案内をしました。歩道橋上の駅側と会場側で、グループ内でローテーションしながら活動します。

英語だけでなく、中国語も話すことができるタンさん。来日されるお客様には、英語が母国語でなく、話せない方も少なくありません。こんなとき、多言語対応可能なタンさんはたじろぐことなく、やってきた中国からのお客様に中国語で丁寧に対応していました。

また、この日は競技の観戦客だけでなく、周辺で開催されているイベントを目的としたお客様も多くいました。周辺の情報にもアンテナを張りながら、困っている方に対してお客様の目線に立ったご案内ができるよう心掛けるのも大事なことです。 ご案内にあたっては、指差しや筆談、ジェスチャー、タブレットやスマートフォンなどを活用するなど、さまざまな手段を組み合わせて、伝わりやすい方法を探し出していくことも欠かせません。

活動終了時のまとめのミーティング・引継ぎ

集合場所に戻ってグループごとに活動を振り返ります。
反省点や感想を共有し、次のシフトの方々に申し送りをして、活動は終了となります。

お二人から、都市ボランティアに臨む上での思いやお考えをお聞きしました。

社会人として、千葉の人たちにお世話になった外国人の一人として、地域に恩返しを~タンフェイリンさん~
社会人として、千葉の人たちにお世話になった外国人の一人として、地域に恩返しを~タンフェイリンさん~

シンガポールの大学卒業後、仕事の関係で5年前に来日し、千葉に4年ほど住んでいるというタンさん。そんなタンさんに活動にかける想いやお考えをお聞きしました。

––今回、都市ボランティアに応募したのはどんな理由からなのでしょうか。

(タンさん)日本に来てから、千葉の皆さんが優しくいろいろ助けてくれたので、その恩返しも込めて、自分から何かお手伝いできればと考えました。ボランティア活動はシンガポールでもやっていましたが、日本では日本語がある程度わかってきた2、3 年前からボランティア活動に取り組んでいます。たとえば、市の青少年センターで、毎週土曜日、小学校2年生を対象に英語を教えています。その他に何かできることを考えていると、千葉市国際交流協会を通じて、都市ボランティアのリーダー募集があることを知りました。都市ボランティアリーダーは、特に英語を使って貢献できるということで、私が役に立てるのではないかと思いました。自分ができることを行い、誰かの役に立つことにより、一人でも多くの人が笑顔になってくれれば嬉しいです。

––日頃から積極的なタンさん。これから2020年に向けてどのように取り組んでいく予定ですか。

(タンさん)都市ボランティアリーダーの準備として、まずは千葉市のことを勉強しないといけませんね。今回の世界女子ソフトボール選手権大会では、千葉市が決勝トーナメントの会場です。そのため、海浜幕張駅付近の施設を確認したり、スタジアム近くにある観光スポットを調べたりしました。これからもボランティアリーダーの研修を通じて、より役に立つリーダーに成長したいです。また、千葉市を知るために、千葉市の観光スポットへ実際に行ってみようと考えています。

さらに、『チーム千葉ボランティアネットワーク』(千葉市のボランティア情報ネットワーク)にも登録して、日頃からボランティア情報をチェックしています。

今回の世界女子ソフトボール選手権大会では、都市ボランティアの他、同時にうまくスケジュールを組んで大会ボランティアとしても活動しました。両方のボランティア経験は、とても有意義に感じており、東京2020大会でも、両方のボランティアができれば、ぜひやってみたいです。大会ボランティアを通じて、より海外の方と接触することができる上、国際的な一大イベントをどのように運営しているのか、活動を通して知ることは良い勉強になると思っています。また、ボランティア活動ができるように、有給休暇をうまく使おうと思います。その他、ボランティア休暇制度の導入なども会社に働きかけたいです。社会人がさらにボランティア活動しやすいようになっていくと良いと思います。

––実際に活動してみて、どのような感想を持ちましたか。

(タンさん)困ってらっしゃる方から声をかけられたときは『いよいよ誰かの役に立てるかな』という、張り切った気持ちになり、案内しました。私の案内でその方が目的地へ向かう後ろ姿を見て、安心しました。また、英語のみではなく、中国語でも案内しましたので、英語と中国語ができることでより役に立つことができたことはよかったと思いました。

観客から声をかけられる前に、私たちボランティアから声をかけることやラウドスピーカーのように『こっちで大会が行われていますよ!』等の賑やかしをしてみるのもよかったかなと思いました。日本の方は基本的にとてもおとなしいので、試しにちょっとだけやってみたらその時はちょっと不思議そうな目で見られましたが(苦笑)、そういう楽し気な雰囲気づくりも大事かもしれませんね。

––研修はいかがでしたか。また、ご自身で工夫されたことはありますか。

(タンさん)3日間の研修を行い、初日にAEDについて学ぶことができたことは、今後、役に立つと思います。今回の研修は全部日本語で実施されたので、研修中に『この表現は、英語だったらどう伝えるべきだろうかと、自分で表現を英語で置き換えて考えてみたりしました。

最後の研修では、千葉市を紹介するシミュレーションを行いました。『JR 海浜幕張駅から15 分以内で行けるところにはどんなところがありますか?』などの質問がありましたが、その時はパッと思いつきませんでした。やはり自分の準備不足だったことがわかり、研修後、千葉市のパンフレットなどを見て、こういう関心の方だったらこう案内すべきだなと勉強しました。

たとえば、どこでハラール料理が食べられるかなど、事前にチェックしておいた方がいいですね。あとは、実際に現地に行って公衆トイレや障害者用トイレなどがどこにあるかも確認しました。実際に自分の目で確認することが大事だと思います。そして、自分も外国籍なので、海外の方は、何を必要としているのかを考える必要がありますね。たとえば無料でWi-Fiに接続できる場所を知っておくといいですね。今からリーダーとして準備しておかなければいけないことがいっぱいありますが、頑張っていきます!

ボランティアを通じて、社会でしか学べないことを学びたい~加藤碧海さん~
ボランティアを通じて、社会でしか学べないことを学びたい~加藤碧海さん~

現在、船橋市内の高校に通う高校2年生の加藤さん。都市ボランティアリーダー候補者の中でも最年少の加藤さんに、活動にチャレンジした想いをお聞きしました。

––多世代の方と一緒に活動したり、お住まいの地域外から千葉市内で活動することについて、感想はいかがですか。

(加藤さん)ボランティアリーダー候補の中でも最年少ということで、周りの経験豊富な方々が率先して声かけしていらした姿を見て、自分の不足している部分が明確にわかりました。未熟な部分をこれから補っていったり、もっと英語も勉強しなければいけないなとも思いました。特に、皆さんが間髪入れず、お困りの方々に素早く声をかけていく姿勢に驚きました。

千葉市外に住んでいるということもあり、正直、千葉市のことはあまり多く知りませんでした。何がどこにあるという情報を事前に知り、自信を持っていないと案内はとっさにできないということがわかったので、地図を買ったり、観光ガイドブックを読むなどして、千葉市のことについて勉強するようにしました。

––学校での勉強以外に、外国語やボランティア活動に触れる機会をどのように作っていますか。

(加藤さん)もともと英語を勉強することに興味を持っていて、小学生の頃から民間の英会話スクールに通っています。留学にも興味がありますが、今年は都市ボランティアに応募したので、ボランティア活動を通して実践しながら外国語も学ぶことができればと考えました。

高校1年生のとき、夏休みを利用して、自分の通っていた保育園に連絡を取り、ボランティアをさせてもらったことがあります。子どもの寝かしつけ方、ご飯の食べさせ方、子育てや教育について学ぶことができました。私の高校ではアルバイトが規則上できないので、社会に出ないと学べないことを、ボランティア活動を通じて今から学ぶことができると思っています。

––現在高校2年生ということですが、2020年に向けて、進学準備や就職活動との両立はどのようにしていく予定ですか。

(加藤さん)私は進学を考えていますので、合格すれば大学1年生の夏にオリンピック・パラリンピックを迎えます。2019年はどうしても受験シーズンと都市ボランティアの研修が重なってしまいますが、今から英検を取得し、大学受験の際、有利になるよう、先行してできる対策をして受験に臨みたいと思っています。家族も『やりたいことを応援してあげるよ』とボランティア活動について理解してくれています。

将来はぜひ英語を使った仕事をしてみたいとも思っています。ボランティアという形でオリンピック・パラリンピックに関わることができたら、将来の夢に向かっても大きな経験になるのではないかと思っています。

お二人は、社会人と学生で、立場や活動にあたっての思いもそれぞれ。さまざまな人たちがボランティアの活動で出会い、共に刺激し合いながら活動を盛り上げ、自己実現していけるのも、ボランティアの醍醐味ですね。ぜひ、皆さんも都市ボランティアの一員として、東京2020大会を一緒につくりあげてみませんか。

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