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胃や腸のポリープは、がんと違うのですか。
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狭い意味で、胃や腸のポリープという場合、「臓器の粘膜上に隆起してできた突起物」「悪性ではないもの」というのが共通の理解となっています。
ですから最終診断が「ポリープ」なら、その病変は「良性」であり「がん」ではないわけです。広い意味で胃や腸のなかに「でっぱっているもの」を「ポリープ」あるいは「ポリープ様隆起」と言っている、と思えばよいでしょう。
一般的に、ポリープはある程度大きくなりますが、成長が止まれば心配はないと言われています。しかし、大腸にできる「腺腫性ポリープ」や胃にできる「腺腫性ポリープ」「過形成性ポリープ」は、がん化する可能性があるので、ポリープが見つかった場合は専門医のもとで経過観察をすることが大切です。