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家族にがん患者がいて放射線治療を受けています。治療を受けている者から放射線が出て自分にも何か影響があるのか心配です。また、放射線と放射能は同じものでしょうか。
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治療装置を用いる外照射(体の外から放射線を当てる)では、患者さんとの接触で健康被害を受けるということはありません。
ただし、一部の特殊治療では放射線源(放射線を出す能力を持つ物質)が一定期間体に残るため、お子さんや妊婦との接触を避けると言った注意事項があります。放射能とは、ある不安定な物質が安定な物質に変化するときに放射線を放出する性質です。つまり、光を出す電球が放射能、出てくる光が放射線と例えれば理解し易いと思います。
医療で行われる検査では僅かな量の放射線を特殊な装置で増幅したりフィルムに写したりして目で見えるように変換して診断を行います。治療も不必要な放射線は当たらないように工夫しています。すべて法律に従って適正に行われているのでご安心下さい。
- 関西電力HP「原子力発電について 放射線と放射能」