がんに関するQ&A

乳がんは、自己検診しても見つかりますか。

乳がんは体の表面にできるので、自分で早い時期に発見できる唯一のがんです。乳がんの症状として最も多いのが乳房にできるしこりです。しこり以外の症状は少なく、痛み、疲れやすさ、食欲の低下などのがん初期の特有の症状がないので、月1回の自己検診が、自分で乳がんを発見できるもっとも効果のある手段です。

乳がんの初期の症状の出現率

乳房のしこり 95%
わきの下のぐりぐり(医師の診察で) 45%
乳首のくぼみ、ただれ 8%
乳房のえくぼ、ひきつれ、ただれ 8%
乳首から分泌物が出る 7%

自己検診でしこりや異常に気がついたらなるべく早く外科、できれば乳腺の専門外来を受診しましょう。乳房にしこりのできる病気は他にもいろいろあります。しこりは全てががんであるとは限りません。大切なことは、しこりに触れたら自己判断しないで医師の診察を受けることです。

自己検診は、閉経前の方は乳房が柔らかくなる月経終了後1週間位の間に、閉経後の方は一定の日にちを決めて、毎月1回実施しましょう。チェックの基本は、(1)鏡に向かい、乳房の変形や左右差、分泌物がないかチェックする。(2)仰向けになって外側から内側に指の腹を滑らせ、しこりの有無をチェックする。(3)入浴時に指の腹でしこりの有無をチェックする。の3点です。乳がんは左右の乳房共に「外側の上部」に発生しやすいので、特に注意して調べましょう。

具体的な方法については、下記インターネットのサイトなどを参考にして下さい。

自己検診は自分で乳がんを見つけることができる唯一の方法ですが、しこりの大きさが1cm以上なければ、自分でしこりを触れることはできません。手に触れない小さいしこりを早期に発見する方法は検診しかありません。検診も忘れずに受けてください。

乳がんについての情報は下記サイトを参考にして下さい。

このページの先頭へ