PET 検査でどんながんでも発見できるわけではありません。例えば、胃がん、腎がん、尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、肝細胞がん、胆道がん、白血病などでは、PET検査では診断が難しいとされています。

PET（ポジトロンCT検査）は、ポジトロンという電子を放出する薬剤を注射し、それから放出される放射線を検査装置で計測して画像を作成する検査です。

PET検査は、腫瘍の活動の状態を調べることができるため、転移や再発の検索、良悪性や治療効果の判定などに使用されています。例えば、肺がん、大腸がん、食道がん、膵がん、子宮がん、卵巣がん、乳がん、悪性リンパ腫、骨腫瘍、悪性黒色腫などの診断にPET検査が役立ちます。