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小児がんの入院中、親は一緒に泊まるのでしょうか。またどのように生活するのでしょうか。
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入院中に親御さんが一緒に泊まるかどうかについては、お子様の状態やご家族の状況に合わせて検討し、お子様自身とご家族の希望を、入院された病棟の看護師に伝えて相談すると良いと思います。時には病院の決まりがあることもありますが、多くの場合にはお子様にとってどのような環境が最も良いか、ご家族と医療スタッフで一緒に考えていきます。
病院に泊まっているご家族は、お子様の横の簡易ベッドやリクライニングソファなどで休むため、夜間の点滴交換やお子様の排泄などで起きてしまい、十分睡眠がとれない場合があります。また、付添いの方の食事は提供されないため購入する方が多いです。小児がんの治療は長期に渡るため、親御さん自身や自宅にいるきょうだいの心身の健康維持も考えながら、方法を検討することが大切です。
化学療法や放射線療法など、小児がんの治療の多くは副作用による痛みや吐き気などを伴うため、小学校低学年位までのお子様は親御さんと一緒にいることを望むことが多いです。特に、入院して最初の頃は体調も悪く、環境にも慣れていないので、傍にいる時間を長くとってあげると良いのではないでしょうか。