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子どもが小児がんと診断されたとき、きょうだいへ告知をした方がよいでしょうか。
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小児がんの治療は長期に渡るため、きょうだい児は、「いつもと違う親の様子」や「病気になったきょうだいの不在」から、家族に何かが起こっていることを肌で感じます。きょうだい児が学童期以上の場合には、その子の性格にもよりますが、現状をありのまま伝える方が良いと思います。
幼児の場合でも、「なぜ家に帰ってこないのか」「どのような様子なのか」など、病気の子どもの様子について話をした方が良いです。自分だけが取り残されて何も分からない状況は、かえって子どもを苦しめます。ただし、きょうだい児の気持ちも揺れ動くので、きょうだい児と二人で話をする機会や折にふれての言葉がけは必要です。家族の一員として、ともに病気と闘ってくれるように話すことが、親子間、きょうだい間の距離を近づけることにもなります。