仲間を探す

Vol.16 キャンサーギフト(がんになって得たもの)は多くの仲間と貴重な出会い

60代 女性 乳がん

早いもので乳がんの手術から17年経ちました。今こうして元気でいるのが嘘のようです。「がん=死」が当たり前の時代、私も告知を受けた時、頭が真っ白になって唯一浮かんだ言葉は「死」でした。受け入れる間も無く告知3日後に準緊急手術を受けました。ところが死の恐怖と再発や転移の不安で中々退院できず、52日間もの長期入院となりました。退院後は仕事も辞めて家に引きこもっていました。

そんな中、骨折した夫の母(82)を九州から引き取ることになったのです。まだ術後8カ月、治療しながらの介護という訳です。

この時ばかりは誰にも相談できず、藁をもすがる思いで患者会代表の方にお電話してしまいました。会では毎月サロンを開いていて、中には介護経験者もいると聞きました。早速参加してみると、私が思っていたイメージと違って、皆さんとても明るく前向きなのに驚きました。それからは仲間と一緒に旅行やお食事会、各種イベント等に積極的に出掛けるようになりました。引きこもっていた私は一変して活動的になりました。その後養成を受けた千葉県のピア・サポーターでも他種がんの仲間が沢山出来ました。

一方義母の介護については五回の入退院等色々ありましたが、仲間の励ましや家族の支えによって最期まで在宅介護ができました。ここでも信頼できる在宅医の先生とケアマネージャーさんとの出会いがありました。お陰様で家族も穏やかな気持ちで看取ることが出来ました。大変感謝しています。

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