Vol.13がんの仲間との出会いで扉が開いた
60代 男性 胃がん
13年前、人間ドックで突然胃がんを告知されました。入院・手術、そして退院後から職場復帰するまで、「なんで私ががんに…」と落ち込んだりしながらも、妻と二人で夢中で食事や生活改善に取り組んでいました。振り返ってみれば、この間、二人の心理状態や時間感覚は非常に揺れていたように思います。
その頃に一人のがん体験者と出会ったことで、軽度の「うつ」を繰り返しながらも、がん再発の恐怖感を乗り越え、自分探しの生き方を考え始めることができるようになりました。前を向いている自分に気づけるようになると、何かで人に役立ちその事を自分の喜びにしたいという、一歩前に踏み出す心の持ち方や生き方ができるようになりました。
がんの仲間が増え、今は自分一人ではありません。気持ちを分かち合いお互い力を貰い合いながら、自分のペースで出来ることを精一杯やる喜びを感じています。これからも心の扉を開き、一人の存在としての生きてる証を感じながら、自分のペースで歩み続けることができたら幸せです。
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- 患者等の体験談
- Vol.1 がんと出会って学んだこと
- Vol.2 人工肛門を造設した後の日常生活の工夫
- Vol.3 再発を繰り返しながらも、充実した日々を過ごしています
- Vol.4 声を失い、再び発声できるまで。そしてこれから。
- Vol.5 がんと私 ~がんのつらさを和らげる~
- Vol.6 正しい知識は人生を変える
- Vol.7 がんになり感じること
- Vol.8 妊娠中・出産後の乳がん治療を支えたもの
- Vol.9 ひとりじゃないよ!みんなそばにいるよ!
- Vol.10 乳がん体験記 ~揺れた心を落ち着かせたこと~
- Vol.11 今も病気と共存して生きる
- Vol.12 がんを体験して
- Vol.13 がんの仲間との出会いで扉が開いた
- Vol.14 がんと上手に付き合っていけたら
- Vol.15 わかってもらえる喜び
- Vol.16 キャンサーギフト(がんになって得たもの)は多くの仲間と貴重な出会い
- Vol.17 早期治療の大切さ
- Vol.18 私のストーマ体験
- Vol.19 感謝の気持ちを忘れずに、希望と勇気を持って一歩一歩前進しましょう
- Vol.20 セカンドオピニオンで納得して治療をスタート
- Vol.21 ストーマと共に暮らす
- Vol.22 自分のがん体験と家族の緩和ケア体験での感じ方の違い
- Vol.23 「話せる場がある」ということ~家族・遺族となってみて~
- Vol.24 オストメイト(人工肛門)25年です
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- Vol.26 がんと私