仲間を探す

Vol.13がんの仲間との出会いで扉が開いた

60代 男性 胃がん

13年前、人間ドックで突然胃がんを告知されました。入院・手術、そして退院後から職場復帰するまで、「なんで私ががんに…」と落ち込んだりしながらも、妻と二人で夢中で食事や生活改善に取り組んでいました。振り返ってみれば、この間、二人の心理状態や時間感覚は非常に揺れていたように思います。

その頃に一人のがん体験者と出会ったことで、軽度の「うつ」を繰り返しながらも、がん再発の恐怖感を乗り越え、自分探しの生き方を考え始めることができるようになりました。前を向いている自分に気づけるようになると、何かで人に役立ちその事を自分の喜びにしたいという、一歩前に踏み出す心の持ち方や生き方ができるようになりました。

がんの仲間が増え、今は自分一人ではありません。気持ちを分かち合いお互い力を貰い合いながら、自分のペースで出来ることを精一杯やる喜びを感じています。これからも心の扉を開き、一人の存在としての生きてる証を感じながら、自分のペースで歩み続けることができたら幸せです。

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