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Vol.17 早期治療の大切さ

60代 男性 前立腺がん・すい臓がん

平成28年12月、人間ドックで胆管肥大の疑いが有るとの診断結果でした。超音波で再検査したところ、胆管には異常はなかったが、「すい臓がんの疑いあり」とのことでした。県内のがん専門病院で改めて検査したがやはり「疑いあり」とのことでした。

「疑いあり」の段階で手術に踏み切ったのは、「もしがんでも初期の段階と思われ、根治するものと思われる」との医師の所見からでした。また、すい臓がんは進行がとても早いがんとのことで、医師の対応にもスピードが感じられました。

手術は無事に終わり、結果として、がんになる直前の「前がん病変」という状態でした。医療関係者からは口々に「この段階で見つかるのは、本当に運が良かった」と言われたが、自覚症状がなかったせいか、どこかピンときませんでした。ただ、私は4年前に前立腺がんが発見された時は、既に4期の状態であった経験から、がんは早期発見と、素早く対応することの大切さを知ったので、まだ疑いの段階で手術に踏み切れたのだと思っています。

入院中は、医師も看護師もちょっとした不安や、術後の苦しさにも丁寧に対応してくれ、とても安心できました。また、患者会からの励ましや情報も、大変心強かったです。

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